ロコモティブシンドローム(運動器症候群)
ロコモティブシンドローム(運動器症候群)
ロコモチェック
- 片脚立ちで靴下がはけない
- 家の中でつまずいたり滑ったりする 階段を上るのに手すりが必要である
- 家の中のやや重い仕事(掃除機の使用、布団の上げ下ろしなど)が困難である
- 2㎏程度の買い物(1リットルの牛乳パック2個程度)をして持ち帰るのが困難である
- 15分くらい続けて歩けない
- 横断歩道を青信号で渡りきれない
ロコモティブシンドロームとは
ロコモティブシンドロームは、高齢者によく見られる運動器の機能低下や筋力低下、関節の痛みなどが複合して発生する症候群です。この症候群では、要介護もしくは将来的に要介護になるリスクが高い状態にあり、日常生活や社会活動に支障をきたし、生活の質を低下させる可能性があります。
主な症状には、歩行困難、関節の痛みやこわばり、筋力低下、バランス障害などがあります。これらの症状は、高齢者だけでなく、怪我や疾患などによっても引き起こされることがあります。
要支援、要介護になる原因のトップは転倒、骨折や関節の病気など運動器の故障であることはあまり知られていません。
ロコモティブシンドロームの早期発見と適切な治療は、生活の質を改善し、将来の身体機能の低下を防ぐために重要です。運動療法や栄養指導、薬物療法など、多角的なアプローチが必要とされます。
当院では、ロコモアドバイスドクターである医師が、患者様の個々の症状や状態に合わせた最適な治療を提供しています。お気軽にご相談ください。
ロコモ防止
ロコモティブシンドロームは、適切な予防策を取ることで、その発症を遅らせることができます。 以下は、ロコモティブシンドロームを予防するためのいくつかの方法です。
➀定期的な運動
運動は筋力やバランスを維持し、骨密度を向上させるのに効果的です。定期的な有酸素運動や筋力トレーニングを行うことで、ロコモティブシンドロームのリスクを減少させることができます。
②バランスの維持
バランスを維持するためのエクササイズや、転倒予防のためのセーフティーデバイスの使用は重要です。日常生活の中で、階段の手すりを使うなどの注意も必要です。
③適切な栄養摂取
カルシウムやビタミンDを含むバランスの取れた食事を摂取することは、骨の健康を保つために重要です。
④定期的な健康チェック
定期的な健康チェックや医師の診察を受けることで、早期に問題を発見し、適切な対策を取ることができます。
ロコモティブシンドロームの予防には、生活習慣の改善や定期的な医療の受診が重要です。当院では、患者様の健康をサポートするために、予防に関するアドバイスやサービスを提供しています。
ロコモ度をチェック
日本整形外科学会公式のロコモティブシンドローム予防啓発公式サイトでは、あなたがロコモティブシンドロームなのか、そうではないのか、とても簡単な3つのテスト「ロコモ度テスト」を紹介しております。
サイト内にある「ロコチェック」をご覧ください。下の3つのテストのどれか1つでも当てはまれば、あなたはロコモティブシンドロームです。